あらすじ

台北で美人姉妹がカフェをオープンする。
このカフェでは「物々交換」が人気に。
物と物を交換するとき、実は物にまつわる
ストーリーも同時に交換している。
そして、姉妹は価値観を変えていく。

あなたにとって、一番 大切なものは?

OLからカフェのオーナーに転身したドゥアルと妹のチャンアルが念願のカフェを台北でオープンする。ドゥアル・カフェは、コーヒーのアロマ、手製のデザートの香りであふれている。しかし、やっと開店したものの、お客が入らない。そこで妹チャンアルが、カフェで物々交換を始めるアイデアを思いつく。様々な物が持ち込まれ、そして次のオーナーのもとへと去っていく。やがて物々交換はドゥアル・カフェの一番の魅力となっていく。そして物々交換がきっかけで出会った人たちが、心を通わせていく。

ある日、一人の男性がお店にやって来る。彼は世界35都市で集めたという35個の石鹸を持って来て、何か特別なものと交換したいという。以後、カフェに来る度に語られるそれらの石鹸のエキゾチックな物語にドゥアルの心は魅せられていく。そして、物々交換をきっかけに、姉妹の価値観が変わっていく。本当に大切なものは?台北を舞台に展開するオシャレ感覚溢れるカフェ・ストーリー。

数々の国際映画祭で観客の心を動かし、高い評価を得ているホウ・シャオシェン( 『悲情城市』で第46回ヴェネツィア国際映画祭グランプリ受賞))製作総指揮の作品。監督は、ホウ・シャオシェン監督作品の『フラワーズ・オブ・シャンハイ』に助監督として参加したシアオ・ヤーチュアン。

見所

●人生で本当に大切なものはお金で測れない。
「価値はお金ではなく、人の心が決める」
物の価値は人によって様々。物々交換をモチーフに、個々人のニーズの違いを浮き彫りにしていく。ニーズがマッチしたときに、交換がなされる。欲しくても買えない「物々交換」カフェで、巧みに人が感じる物への価値感を浮き彫りにしていく。

●「あなたの心のなかで、一番大切なものは?」
ノンフィクションで展開する映画中、台北の通行人に価値観や幸せについてインタビュー。現実と非現実が交錯し、自然と引きこまれていく。最後には、自分に本当に大切なものや、幸せって何かと考えさせられている。ドゥアル・カフェ周辺でストーリー展開するが、インタビューでは台北市内の様子が伺える。この作品は、台北の今も巧みな手法で表現している。

●旅人が往来する世界とつながったカフェ
ドゥアル・カフェは閉店後「ソファー」を世界中の旅人に提供しているので「カウチサーファー」が寝泊まりする。妹のチャンアルはカフェをオープンする前に世界旅行をしてきたところだ。それにドゥアル・カフェは、松山空港の近くにあり、スチュアーデスやパイロットが出入りする。中国大陸からのツアー客まで来る。

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映画の舞台として作られたカフェは現在、台北で運営されています。
朶兒咖啡館(Daughter’s cafe)